学習支援センターとは?
学習支援センターは、主に学部1・2年生(全学教育段階)の学びをサポートする組織です。サポートを担うのは、「SLA(エスエルエー)」と呼ばれる先輩学生たち!学生同士の学び合い(先輩学生と後輩学生の教え―学び合いも含む)の力を活かして、リメディアル支援からレベルアップ支援まで幅広い学習サポート活動を行っています。
本センターでは、(1) 個別対応型学習支援、(2) 企画発信型学習支援、(3) 授業連携型学習支援、(4)自主ゼミ支援の4つの形態でサポートを行っています。

SLAとは?

SLA(エスエルエー)」とは、Student Learning Adviserの略で、東北大学における学生による学生のための学習支援スタッフのことを指します。学部3年生~大学院生の幅広い層の先輩学生たちが、SLAとして全学教育を受ける学部1・2年生の学習サポートを行っています。コンセプトは学生同士の“学び合い”。「ともと学ぼう、ともに育とう、『ともそだち』」をキーフレーズに、M棟1階のSLAラウンジにて日々活動中です。
“先輩の力”の考え方
SLAを核とする本センターの学習支援は、「先輩の力」を活用したサポートであることが特徴です。これまでの活動から、「先輩の力」にはこんな可能性があるのではないか、ということが見えてきました。
1.わからなさの共感・面白さの共感
つい数年前に学部1・2年生だった経験をもつ「先輩」たちは、どこでつまづきやすく、何がわからないのかの“ツボ”を最もよく知る存在かもしれません。先生にはなかなか聞きづらいことも、一歩踏み出しやすいのが「先輩」の良さ!また、面白いと感じる“ツボ”もまた、同世代の学生ならではのアンテナ感度を働かせることもできる存在です。利用学生から「一緒に喜んでもらえたのが嬉しかった」という声も聞かれます。そんな素朴な「喜び」を自然と生む力が「先輩」にはあると考えています。
2.ロールモデルとしての少し上の先輩たち
大学―特にキャンパスの点在する東北大学において、「学び」という観点における少し上の先輩の姿は見えにくいもの。そんな中、SLAに集まる先輩学生たちは、「大学での学び」に苦労をした人も楽しんだ人も様々ながら、いずれにせよ「大学での学び」に何かしらの意義を感じそれを志そうとする学生たちです。そんな先輩の姿や経験値を知ることで、自分なりの大学での学びの過程を思い描くヒントにすることができます。
3.共に考える存在
SLA(先輩)といえども、完璧に質問に答えたり、ベストな方法で教えることができるわけではありません。時に試行錯誤しながら、質問に来る学生さんと「共に考える」ということも。この姿勢が自然と成り立つのも、学生同士の教え―学び合いの構図ならではです。利用学生から聞こえてくる「答えだけでなく考え方を教えてくれる」「(自分自身が)成長できた感があって嬉しい」といった声が、「共に考える」という教えー学び合う在り方の意義を感じさせてくれます。
沿革
2010年4月 | 東北大学アクションプランにおける教育改革の一環として「全学教育学習支援プロジェクト~SLAシステム~」を始動。SLAサポート室を設置し活動開始。 |
2013年4月 | 高等教育開発推進センターに配置換え。 |
2014年4月 | 高等教育開発推進センター改組に伴い、高度教養教育・学生支援機構に配置換え。これに伴い、「学習支援センター」と改組。 |