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2020年1月24日

オープンミーティング「『未知のもの』との向き合いかた」のお知らせ

学習支援センターの縣が関わるイベント、「『未知のもの』との向き合いかた」のお知らせです。
多様な領域の研究者とアーティストが、それぞれがアプローチしている「未知のもの」を紹介し合った上で、ゆるやかな雰囲気で議論しあう、対話型のイベントです。
部分的な参加でも問題ありませんので、ぜひお気軽にご参加ください。

理系・文系を問わず、科学や学問の営みには、「未知のもの」に向き合うことが求められます。

ここで言う「未知のもの」には様々なものが含まれます。
未だ発見されていないことや、実際には観察できない対象にアプローチをしている研究者もいれば、古い書物の解釈や意味に迫っている研究者もいます。
また、明確な基準や方向性がない中で、判断・意思決定をするということも、未知のものにアプローチをするということの一つです。
さらに言えば、外界にあるものに限らず、何らかの刺激に触れて自己の内に残された感動やモヤモヤした感情といった個人の内にあることも、未知のものの一つと言えるかもしれません。

このイベントでは、多様な領域の研究者が、それぞれどのように未知のものに向き合い、どのようにアプローチしているか(あるいは、アプローチしてきたか)を紹介し合い、ディスカッションをします。
さらに、研究者に限らず、「リサーチ」に基づいた表現を行っているアーティスト2名にも参加をしてもらいます。

このイベントには、大きく分けて2つの目的があります。
一つは、多様な学問分野、あるいは社会の広がりを知る機会にすること。専門家にとって未知のことは、異なる分野の人にとって、さらに理解できないことかもしれません。しかしそれを通じ、社会の中で、多様な人がどのような未知のものと格闘しているのか、その広がりの一端を捉えることができるように思います。

もう一つには、今回のイベントの参加者が、その後対峙した未知のものに挑むための、新しい方法論の一つを得ることができるのではないかという淡い期待があります。特に、アーティストのリサーチや発想の仕方は、私たちに何らかのヒントを与えてくれるような気がしています。

既に研究をしている人も、これから専攻を考えるという人も、アートに関心があるという人も、ぜひ覗いてみてください。

 

【日時】 2月6日(木) 14:30-17:00

【場所】 川内北キャンパス 川北合同研究棟 ラウンジ(101号室)

【発表者】※随時更新
  佐々 瞬(アーティスト)
  山本高之(アーティスト)

  縣 拓充(教育心理学・認知科学)
  小沢耀弘(物理学)
  玉田優花子(文学・フランス語教育)
  中島啓貴(数学)
  山内保典(認知科学・科学技術社会論)

【対象】 東北大学生・教職員 / その他関心のある方

【参加】 予約優先(定員30名)・参加無料
     以下のURLから申し込みをお願いします。
     https://forms.gle/Auy8bYxinNB37zCS7

 

※関連イベント:学びの転換セミナー「アートから学ぶ創造的思考」
 http://sla.cls.ihe.tohoku.ac.jp/blog_cat_a/manabi2020/

※このイベントは、IEHE教育開発推進経費事業「アートの視点を用いた創造的思考を促す教育プログラムの開発」の一環で開催するものです。

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